Experiment  (実験)

 1.夏至−地球の大きさを知る(←ここをクリック)
<概要>
約2000+α年前の古代ギリシャでは、科学が大いに発展していたことは多くの人の知るところです。中でも天文学と数学は驚異的で、技術の差を除けば、その知的好奇心や成果は現代と変わらないといえます。

 しかし、ピタゴラス学派などは、入門の際、数学における矛盾(正方形の対角線の長さに関わる無理数の存在など)を隠すため、その存在を決して外部にもらさないという盟約をかわしたといいます。もしそれに背いて誰かに、たとえ身内の者であっても、それを漏らした者には死をもって償わせたといいますから、恐るべし。実際、殺害されたヒッパソス(*1)の話が残っています。

 そうした厳格な秘密主義の一方で、入門の際に守るべきことに、人前で放尿と性交をしてはならない(*2)、というものがありました。当時は風俗もかなり自由で、性的な道徳観もあまりなかったことの証なのかもしれません。それに対しピタゴラス教団は厳しかったようです。

 ま、それはとにかく、そうした科学者の中には、地球が丸い、つまり球体であることに気づいたものもいたわけです。かれらは地動説を唱え、地球、太陽、月の大きさや距離について何とかして知りたいものだ、と常々思索していたと考えられます。

 その中で、エラトステネスは当時の天文学や数学(幾何学)の知識を駆使して、ついに地球の半径、円周の長さ=地球の大きさを予測しました。ただ残念なことに当時の単位については諸説があるのも事実です。あまり確定的に記載するのは問題があるでしょう。まだまだ吟味が必要です。
 
 さて、かれは素数判定法であるエラトステネスの篩 (ふるい、つまりざるのこと)で有名ではありますが、その観察力には脱帽です。ある時期になると井戸の底が見えるといった日常の現象にも注意するところが、科学者の科学者たる所以ではないでしょうか?

 そんな彼が見出した地球測定の方法についてはさまざまなHPで同じことが繰り返し紹介されていますので、それを参照してください。
このHPは紹介が目的ではありません。
EXPERIMENT ”と題されている通り、その原理を理解し自分で測定してみること、つまり実験することが目的です。
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(*1,*2:レナード・ムロディナウ著「ユークリッドの窓」)


ベンハムのコマの模様
2.ベンハムのコマ(←ここをクリック)
<概要>
左に示す白黒模様がある回転数に到達すると、回転中の模様の輪郭にわずかに色が出現します。
 目に光刺激を一定時間与えたときの感覚応答の変化の仕方の遅延を表わすブローカ・スルツァ効果と光刺激の波長による応答の違いを指摘したPieronの原理から説明されるといいます。

 人にもよりますが、一般的に色の出現は、外側から淡い赤褐色淡い緑暗い青の順となります。
 このように、実際には色が着いていないにもかかわらず、見える色のことを主観色と呼びます。

 本項では回転用に製作したRMF・ステラーにより回転数を測りながら実験してみます。
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フリッカーランプ

3.フリッカーランプとは?(←ここをクリック)
<概要>
家庭の電源AC100Vで、ろうそくの炎のようにゆらゆらと発光する放電管です。
その歴史や特性を調べてみました。
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3R運動
環境省:3Rまなびあいブック
(大人向け)から
4.生ゴミ処理の実験(NEW!)(←ここをクリック)
<概要>
全国の年間ごみ総排出量は4,398万トン(東京ドーム 約118杯分)にもなりますが、家畜等のし尿排出量は9000万トンと気の遠くなるような量です。しかし、我々市民にできることは前者の中でも”生ゴミ”の処理のみ。この生ゴミの7〜8割が水分です。今回はこれを激減すべく、有効な方法を探ってみました。
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