5.2 方法
5.2.1 飛距離の測定方法
実験回路1の手順を以下に示す。
・手順1(実験回路1)
(1)充放電装置(実験回路1)にコイル1(φ21)を接続する
(2)単三電池を充放電装置の電池ボックスにセットする
(3)数十秒で充放電装置の赤LEDが徐々に明るくなる
(4)1分ほどで充電が完了
(5)放電用スイッチをオンしたらすぐにオフにする
(スイッチをオンすると瞬時にコインが飛ぶ)
(6)飛んだコインの距離を計測して記録する
(1)〜(6)を5回繰り返す。
・手順2(実験回路1)
次にコイル1をコイル2(φ24)に交換し、(1)〜(6)を繰り返す。
・手順3(実験回路1)
次にコイル2をコイル3(φ18)に交換し、(1)〜(6)を繰り返す。
以上で実験回路1での測定は終わる。
実験回路2の手順を以下に示す。
・手順4(実験回路2)
手順1と全く同じ。
・手順5(実験回路2)
手順2と全く同じ。
・手順6(実験回路2)
手順3と全く同じ。
以上で実験回路1での測定は終わる。
5.2.2 渦電流の測定方法
1円玉に流れる渦電流を測定してみる。
コイルの電流をオシロスコープで測定しながら、同時にコインに生じる電流値を波形として測定する。その値はかなり小さい(マイクロアンペア程度)と思われる。プローブの抵抗(1MΩ)の影響もあり、その値は小さめに出るだろうが、波形が取れれば、コイル電流に対する1円玉の渦電流の応答時間を数値化できる。