---------------
”10年以上に渡り、オポチュニティは古代の火星について、湿気の多い、潜在的に居住可能な惑星としてわれわれに教えてくれるとともに、未踏の火星の風景を知らせてくれる、惑星探査の分野の象徴でありつづけた、“とNASAの科学ミッション本部の準管理者、Thomas
Zurbuchenは語った。
“オポチュニティの遺産が−キュリオシティ・ローバーとインサイト着陸船とともに火星表面で−さらに、将来の火星2020ローバーが具体化し始めたJPLのクリーンルーム内で知識として引き継がれているかぎり、われわれの今の喪失感はきっと和らげられるだろう。”
---------------
カリフォルニア州にあるNASAのゴールドストーン深宇宙施設にて、70m火星ステーション・アンテナ経由で送られた最後の送信は、ローバーと何とかして通信をするための試みにおける、多面的な8カ月の回復計画をもって終了した。
---------------

オポチュニティの自撮り画像:オポチュニティはこのローバーのモザイク画を結合した画像を撮るため、全景カメラを使用した。 |
“われわれは、オポチュニティを回復しようと試みる、あらゆる合理的な技術上の努力を行ったが、これ以上回復努力を続けても、もはや信号を受信する見込みはほとんどない、と判断した。”とJPLの火星探査ローバー(MER)プロジェクト管理者John
Callasは語った。
---------------
オポチュニティは、フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地から打上げられた後、7カ月後の2004年1/24に火星のメリディアニ平原領域に着陸した。双子のローバーであるスピリットは火星のもう一方の側の103マイル幅(166km幅)のグセフ・クレーター内に20日早く着陸した。スピリットはそのミッションが2011年5月に終了する時までに、ほぼ5マイル(8km)を記録した。
---------------
オポチュニティが着陸した日から、ミッション技術者チーム、地球上のローバーの運転者と科学者らは課題を乗り越え、火星上の地質学上のある地点から次の地点へローバーを移動するため協力してきた。
384ポンド(174kg)の火星探査機が、周囲を、時には、岩石や巨岩を超えて、巧みに行動することができるように、さらに32°の険しい勾配の砂利だらけの傾斜を登り、クレーターの底を探査し、丘をのぼり、そして乾燥した川床を出来る限り動き回ることができるように、彼らはデコボコの地形上に作業可能な通路を決めて地図を描いた。
---------------
“パーシバレンス・バレーと呼ばれる地点は、火星表面で持ちこたえることができる、オポチュニティのための最適な場所だと、私は考えている、”とJPL長官Michael
Watkinsは語った。
この大胆不敵な小さなローバーの記録、発見、真の粘り強さは、独創性、献身、それを建造し導いた人々の忍耐力を証明するものだ。“
---------------

NASAのオポチュニティ火星ローバーとともにドライブし、ミッションを支援した科学者らと技術者らの声を聞こう。90日間走行するように設計されたこの探査は2004年から2019年まで15年以上に及んだ。
(ローバーは、この動画の)道に沿って、古代の火星上に液体の水の決定的な証拠を発見し、これまでにない運転記録を作った。
---------------
それ以外のオポチュニティの成果
・2005年3/20、721フィート(220m)移動し、1日の運転記録を達成。
・360度カラー全景写真を15枚含む、217000以上の画像を返送した。
・分析する新しい鉱物を示すために52個の岩石を露出させた、そして分光計と顕微鏡撮像装置での検査に備えるため、ブラシで72の追加目標を磨いた。
・着陸地点でヘマタイト(赤鉄鉱)、水中で形成される鉱物を見出した
・エンデバー・クレーターで、地球上の池や湖の飲料水に似た古代の水の作用に関する強力な証拠を発見した。
---------------

砂っぽい火星ローバーの自撮り写真:ミッションが5回目の火星の冬に近づいていたとき、NASAの火星探査ローバー・オポチュニティからのこの自撮り写真は、ローバーのソーラーパネル上の砂の堆積を示している。 |