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高速から低速へ
“我がインサイトは時速12,300マイル(時速19,800Km)で火星の大気に突入した。火星表面への着陸のための全シーケンスは6.5分しか要しなかった、”とJPLのプロジェクト・マネージャーTom
Hoffmanは語った。“この短時間の間に、インサイトは自ら多数の演算を実行し、且つ完全に操縦を行うのである−そしてあらゆる兆候からみて、我が宇宙船は完ぺきに事を成し遂げたのだ。“

NASAインサイト・ミッション・コントロール、火星着陸のお祝い(360度ビデオ):
NASAのインサイト・ミッションが火星に着陸するときに、JPLミッション・コントロール内に行ってみよう。突入、降下、着陸の技術者らが火星着陸の成功を祝っているので、部屋の周囲を見回わせるようあなたのマウスまたはデバイスを使用しよう。このビデオは着陸の説明のピクチャー・イン・ピクチャー・ビューをも含んでいる。
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着陸成功の証は赤い惑星への着陸という挑戦の終わりではない。インサイトの火星表面での運用段階が着陸後すぐに始まる。その最初の仕事の一つが、電力を供給する2つの10角形の太陽アレイを展開することである。その過程は着陸後16分で開始され、さらに16分で完了する。
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インサイト・チームは、月曜日以降に宇宙船の太陽パネルの展開の成功という証が送られてくることを期待している。その証は現在火星の周回軌道にあるNASAのオデッセイ宇宙船からもたらされるだろう。その信号は、着陸後約5.5時間でJPLのインサイト・ミッション管制センターに達すると予想される。
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“インサイトは、外からアレイに与えられる太陽光を電力とするが、何といっても操作こそが重要である、”とJPLでTom
Hoffmanは語った。“エネルギーを供給するアレイと共に、われわれはクールな科学上の運用を開始する必要がある。われわれは、初めて火星の内部がどうなっているかということを完全に研究するあと少しのところまで近づいている。“
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チームは火星の大地でインサイトの装置の設定準備に主に集中するが、インサイトは着陸後の最初の週に科学上のデータを集め始めるだろう。すくなくとも着陸の2日で、景色の画像を撮ることができるように、技術者らはインサイトの5.9フィート長(1.8m長)のロボット・アームを展開し始めるだろう。
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“着陸はスリリングであるが、私は掘削を楽しみにしている、”とJPLのインサイト主任研究員Bruce
Banerdtは語った。“最初の画像が伝えられるころ、技術と科学チームは地上の走行に張り切って取り掛かるだろう。2,3か月以内には、そのアームがミッションの主たる科学上の装置−内部構造のための地震実験(SEIS)、熱輸送、物性パッケージ(HP3)装置を展開するだろう。“
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インサイトは2020年11/24まで、1火星年+40火星日(またはsol)の間、火星表面で運用されるだろう。インサイトの遠隔測定を中継する2つの小型宇宙船MarCOのミッション目標は、その火星のフライバイ後に完了した。
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“それはブリーフケース・サイズのロボット探検機の大胆にして大きな飛躍である、”JPLのMarCOプロジェクト管理者Joel
Krajewskiは語った。“キューブサットは地球の周回軌道を超える大きな未来を担っており、MarCOチームは先駆者の役目を果たすことに満足している。”

MarCO−Bの画像
実験的火星キューブワン(MarCO)キューブサット(小型人工衛星)の一つであるMarCO−Bは、2018年11/26に赤い惑星のフライバイの最中に、約4,700マイル(6,000km)離れた位置で火星のこの画像を撮影した。インサイトが火星に着陸したとき、MarCO-Bは、NASAのインサイト宇宙船の通信の中継に貢献するよう、その双子MarCO-Aと共に火星のそばを飛行していた。
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エリシウム平原へのインサイトの着陸に伴い、NASAは赤い惑星に8回宇宙ビークルの軟着陸に成功した。
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“火星着陸を行う度、それは我々をひるませるが、もはやインサイトは安全に火星表面に着陸した。われわれは、火星における科学の素晴らしい成果を得ることができる、”JPLディレクター、Michael
Watkinsは語った。“実験的MarCOキューブサットもまたより小さな惑星宇宙船の可能性を明らかにした。これらの2つの独自のミッションの成功は、その天才と努力をこの素晴らしい日にかけた数百人の有能な技術者らと科学者らの貢献による。“
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JPLはNASAの科学ミッション本部からインサイトを管理している。インサイトは、アラバマ州ハンツビルの政府機関マーシャル宇宙航空センターにより管理されるNASAのディスカバリ・プログラムの一部である。
MarCOキューブサットはJPLにより製作、管理された。デンバーにあるロッキード・マーチン・スペースは航行ステージと着陸船を含むインサイト宇宙船を組立て、ミッションのための宇宙船の運用を支援している
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フランス国立宇宙センター(CNES)、パリ地球物理学学院(IPGP)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)を含む多数のヨーロッパの同僚たちがインサイトの任務を支援している。
CNESとIPGPは、ドイツにおける太陽系探査(MPS)のためのマックス・プランク研究所、スイスのスイス技術研究所(ETH)、イギリスのインペリアル大学とオックスフォード大学、そしてJPLからの重要な貢献とともに、内部構造(SEIS)装置のための地震の実験を準備した。
DLRは、ポーランド宇宙科学アカデミーの宇宙研究センター(CBK)からの重要な貢献と共に、熱流と物理特性パッケージ(HP3)装置を準備した。スペイン宇宙生物学センター(CAB)は風センサーを提供した。