Device for flying a coin/1円玉飛ばし装置の原理と実験

 4.3で求めた反発力 f [N]が1円玉の底面に t [s]間、均等にかかったとすると、そのときの
力積 f・t は運動量 p に等しいので
   f・t = p [N・s]
と表わすことができる。
1円玉(m=1[g])の初速度を v0 とすると、

である。ここで、
 
を代入して
 v0 = 18.4・t[m/s]
となる。

 例えば、反発力fが1円玉にかかる時間を0.1秒とすると、
 v0=18.4×0.1=1.84[m/s]
となる。

衝突時間による初速度の理論値は次のとおり。
 


初速度は衝突時間に比例している。よって、衝突時間が短いと初速度も小さくなり、その逆もまた真である。

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